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ユニサカメンバーインタビュー企画~第9弾~(俣野泰佑)

2020/2/8

『ユニサカメンバーインタビュー企画』
~第9弾~

 

 

インタビュー
俣野 泰佑(またの たいすけ)
所属:元東京大学ア式蹴球部
生年月日:1995年6月7日

 

インタビュアー
高原 歩希(たかはら ほまれ)
所属:早稲田大学ア式蹴球部2年
生年月日:1999年10月19日
出身校:早稲田大学本庄高等学院

 

 

(高原)宜しくお願いします。

(俣野)宜しくお願いします。

 

(高原)ユニサカに入ったのはいつ頃ですか?

(俣野)人伝に早慶クラシコ(早慶サッカー定期戦)で何かやろうとしている人がいるということを耳にして、自分から会いに行きました。最初草太郎(林草太郎)と話して、構想がとても面白いなと思い、ジョインしたのが2016年度の冬です。ちょうどプロジェクトとして動き始める時に入った感じです。

 

(高原)どのようなところに面白さを感じたのですか。

(俣野)そもそも自分は早慶ではないので関係ないのですが、面白みを感じた部分はみんなと同じだと思います。自分は東京大学ア式蹴球部のマネージャーでした。大学一年生時は選手として活動していましたが、ずっと大学でサッカーをやることに意味を見出せなくなっていて、大学で色々なことにチャレンジしたいし、社会との接点を持ちながらビジネスの準備もしたいなと思っていた時期がありました。部活も休部したりして自分自身の可能性を模索していた時期もありました。休部期間、何か物足りなくなり部に戻りました。その時に部のみんなは人として芯があるなと、休部期間に外の世界を見たからこそ感じるものがありました。
芯のある人間が多く存在する組織環境に自分も身を置きたい一方で、サッカー以外に色々トライしたいと考えていた時に部のジェネラルマネージャーに就任することになりました。
そしたら一石二鳥といいますか、そういう芯のある部員と付き合いながら、自分がやりたかったビジネス的なところもここでできます。
しかしそのポジションは難しくて、馴染む必要はないのかもしれませんが、チームに馴染めておらず、何か打開策はないかと考えていました。その時にちょうど早慶クラシコというプロジェクトを耳にしました。ユニサカの仕組みってとても簡単にいうとお金と人を集めてそれを資源にしてチームを強くしましょうということじゃないですか。
会社もそうだと思うのですが、人とお金といったリソースがどれほどあるかによって強さは決まります。それをどのように集めようかとなった時に、早慶クラシコプロジェクトの仕組みであるお金を集めて資金にするという考え方はすごく画期的だと思いました。関わることで、自分自身にそのノウハウが蓄積されること、あとはそれを東京大学にも応用できないかなというここの2点で面白みを感じて、関わりたいと思うようになりました。長くなりましたね(笑)。

 

(高原)ユニサカに関わり始めた時の、俣野さんが考える大学サッカーの課題感というのは先程の話からも繋がるように人とお金といった部分でしたか?

(俣野)はい。あとはその裏にある「なぜ人とお金が集まらないのか」というところですね。文化というか、ステレオタイプというか、大学スポーツはこうあるべきだという文化が、人とお金が集まるのをを阻んでいると思います。
また、人とお金が集まることでこのようなことが実現しますといったビジョンを誰も示せていないのです。
大学スポーツと言われても魅力的だなと感じる人は少ないのではないのでしょうか。もはや大学スポーツという言葉自体に魅力的な響きがないのだと思います。例えばアメリカのNCAA(全米大学体育協会)。NCAAとか言われたらキラキラしているなって思いませんか?(笑)

(高原)そうですね。イケてますよね(笑)。

(俣野)ユニサカは自分たち(学生)が主役になれるじゃないですか。自分たちが変えられるじゃないですか。それはすごい説得力だと思います。学生たちにとって、ユニサカのような組織がこういう風なビジョンを目指すんだと提示したら、それはすごく刺さると思います。現在ビジョンが欠けている大学スポーツに、ユニサカがしっかりと示していく。やっていく。これが大事ですね。
イケてるものにするためにはなにか起爆剤のような、打開策みたいなのが必要だと思います。それで早慶クラシコプロジェクトとユニサカっていう組織が非常にそれに近く、理想的な打開策に近いですね。

(高原)なるほど。ビジョンを提示するという観点からリーダーシップも大切ですよね。

(俣野)まさにそうです。しかしリーダシップのような、新しい考えを示してくれる人がいない気がします。どこか大きな流れにのっておけば良いという空気感が大学スポーツにあるような気がします。そんな中、自分がユニサカに入ったのは渡辺夏彦の影響が大きかったと思います。

 

(高原)そうなんですね。
創設時の現社会人メンバーの方々は渡辺夏彦さんの影響について必ず言及しますね(笑)。

(俣野)体育会とか慶應の中でもエリートでいながら、何か違うビジョンを示せるんですよね(笑)。大きな流れに身を任せずに、こうあるべきだというものを躊躇なく新しく出せる人間です。自分ももちろんそのような問題意識はありましたが、それを実行するハードルは越えられていませんでした。自分の心の中でもハードルはあるし、実行の壁もありました。

(高原)やはり、そのように高い壁を超えて何かを打ちだせる人はなかなかいませんよね。

(俣野)全然違うことをできるというか、夏彦も敵を作りたいわけでではなくて、こういうこともあるよね、こういうこともできるよね、みたいなものを示せる強さというよりは柔軟さのようなフレキシブルな感じです。自由人ですからね(笑)。

 

(高原)話は少し変わりますが、創設初年度の2017年の早慶クラシコの印象は覚えていますか?

(俣野)実は早慶クラシコ当日就活していました(笑)。遅れて会場に行ったのですが、夏彦が1点決めてもしかして今年慶應勝てるかもしれない試合状況でした。結局早稲田が勝ちましたが(笑)、夏彦が1点決めたという話を聞いてとても感動しました。自分でビジョンを打ち出して早慶クラシコを創り、ピッチ上では得点まで決めた。めちゃめちゃかっこよくないですか(笑)。
それから毎年早慶クラシコを現場観戦していますが、毎年感動的ですね。あれこそ大学スポーツで、大学スポーツのあるべき姿ですね。

 

(高原)今も、スポーツ関係のお仕事をされているのですよね。

(俣野)おそらく、ユニサカに入っていなかったらしていなかったですね(笑)。
早慶クラシコで、何となくの流れと違うことをやったわけじゃないですか。自分はそこである程度リミッターを外すことができたところがあります。さらに早慶クラシコを観たときに、スポーツの力というか普通のサービスとは違う力を感じたのでそこを目指しています。

 

(高原)社会人という立場からユニサカをみたときに、学生たちをどのようにみていますか?

(俣野)頑張っていると思っています。でもまあ、自分らの代も含めてまだまだだなって思いますね(笑)。色々な課題意識からユニサカに入りますが、その課題意識が全て解消されたかというと、自分的にはそうではなかったです。だからまだユニサカに関わっているのですが。
でもやっぱり一番動ける、それを変えられるのは学生の皆で、どこまでやりきれるかと想像したらまだまだだなと思います。
毎年思っていますが、早慶クラシコやって終わりだともったいないですね。

 

(高原)最後に、自身にとってユニサカを一言でいうと何か教えてください。

(俣野)「宝箱」ですね。ユニサカから社会に出ていく人たちは優秀で各方面で活躍しています。大事にしていかなければならないものですよね。自分自身のルーツとしても大事にしていきたいですし、これからの大学スポーツのための宝箱だと思いますし、優秀な人を輩出していく宝箱だと思います。

(高原)ありがとうございました。このインタビュー企画を通して初めて早慶以外の人からのお話を聞けて大変面白かったです。早慶ではない大学からもこうして興味を持ってもらって、今まで以上に早慶クラシコは特別なものなのだと再確認しました。大学スポーツをいかにイケているものにしていくか、これは大学スポーツの組織内にいる人も外にいる人も是非考えて欲しいことですね。今すぐは難しくても、いつか大学スポーツがキラキラしているものになったら、今大学スポーツの組織に在籍している私も嬉しいですし、大学スポーツが憧れの存在になるのを期待しています。

 

 

 

今回の記事をもちましてユニサカメンバーインタビュー企画は終了となります。

お読み頂きまして、誠にありがとうございます。
今後ともユニサカはPhilosophyに向き合い、アクションを起こしていく所存でございます。
何卒宜しくお願い申し上げます。