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早慶クラシコで展開中のプロジェクト紹介第4弾は早慶レジェンドマッチ!
早慶レジェンドマッチHPはこちら

~企画について~
今年から始まった早慶レジェンドマッチは、日本のサッカー界に数々の名選手を輩出してきた早慶両部のOBから一般人の投票で選ばれた正真正銘のレジェンド達によるドリームマッチで、E-sports“ウイニングイレブン(ウイイレ) ”の試合として開催されます。 試合は全てゲームのバーチャル上で開催され、選手はバーチャル上でのキャラクターとして登場します。空前絶後のレジェンド選手達が7/7に開催される早慶クラシコを盛り上げるべく、企画に参加してくれました。
そして投票の結果、こちらの選手の登場が決定しました!

W杯で活躍中の慶應OB武藤選手はもちろん、両部OBとしてのみならず日本サッカー界のレジェンドとも言える方々まで錚々たる顔ぶれが揃いました。
このメンバーを用いてウイイレで戦うのは早慶の現役部員です。早慶の歴史を背負ったこの戦い。画面の中のOBに圧倒されながらも、勝つのはどちらでしょうか?

・データ化された選手の一例。早稲田OB相馬直樹選手(現FC町田ゼルビア監督)

~企画の狙い~
早慶レジェンドマッチを開催する狙いは「早慶戦に顕在化する観客の閉鎖性の打破」にあります。
まずは観客構成の閉鎖性。現在、早慶戦の観客のほとんどが早慶の現役学生によって構成されています。しかし、これから更に来場者数を増加させるには、より多くの層にお越しいただく必要性があるのではないかと感じております。そして試合運営の閉鎖性。長年、女子部、男子部の2試合で早慶戦は構成されています。試合の主役はもちろんピッチに立つ選手たちですが、スポーツという文化を普及させるという観点から見た時、参加型イベントとして成長していく必要があると感じています。そこで、早慶の魅力の一つとも言えるOBの先輩方と、これからの未来を支える子供たちの両方にアプローチできる企画を打つ必要性があるのではないかという考えに至りました。
そんな中、私たちは閉鎖性を打破する策としてウイイレによるOB戦を開催することを決めました。
OBドリームマッチを通してOBを巻き込みOBの皆様の当時の熱量を再現するには、体力的にも、予定的にも限界があります。しかし、その限界を乗り越えてくれるのがE-sportsです。より多くの人を巻き込むことで多くの認知・来場が得られると期待しています。もう一つの理由として、少年・少女の興味の関心を呼ぶ45分間の試合は子供達にとってはやや長く、多少の忍耐を強いられるという問題があります。しかし、ゲームならそれほど長くはなく、更にゲームの世界でしか再現しえないプレーで興味を引きつけることも出来ます。こうした背景により、今回早慶レジェンドマッチを開催する運びとなりました。

~担当者のコメント(原田)~
昨年、ユニサカとしての課題は現役早慶の学生のコミュニティを超えた認知、情報の拡散を行えなかったことでした。特に世代の離れたOBや社会人へのリーチを届けられなかったことが反省点でした。その反省点を踏まえて実行したのが、この”早慶レジェンドマッチ”の企画です。 当初、レジェンドマッチは、実際にOBの方々を競技場にお呼びしてサッカーの試合を開催する予定でしたが、スケジュールや体調の都合もありOBの方々をお呼びしての開催は正直難しいという結論に達しました。そこで発想を転換して、当日リアルに集まるのが難しいなら、じゃあウイイレでキャラクター作ってやってみようぜ!というのがこの企画です。OBの方々を投票で選び、ゲーム上のキャラクターとなって対戦するという大変チャレンジングな企画でしたが、多くの方々が候補に入ることを快諾して下さりました。結果的に多くのJリーグサポーターの方々やOBが反応して下さり、投票初日はTwitterでトレンド入りし、1日で投票ページは30,000PVを達成するという大きな反響を頂くことが出来ました。
大学スポーツにOBを巻き込んだE-sportsの企画を行うのは初めての試みであり、予期せぬ障壁が多くありましたが企画の実現に向けて、大変ご協力頂いた株式会社KONAMIデジタルエンタテインメントの皆様、JESU 平方専務理事に心より感謝申し上げます。誠にありがとうござました。

早慶クラシコで展開中のプロジェクト紹介第3弾はクリエイティブ!

~企画について~

・ポスター

早慶戦クラシコを盛り上げる告知ポスターをはじめ、早慶クラシコにおけるあらゆるデザインは、昨年より株式会社ホッチキス様に担当していただいております。
まずはポスター。今年は69回目の大会ですが、6をひっくり返すと9になるところから、6と9、早と慶を組み合わせ、ライバル関係を表しました。ポスターを貼る段階からどちらを上にするかで応援するチームを決めるという斬新なデザインになっています。
1枚のポスターで早慶双方の目線から見る事ができる、69回目ならではのポスターになっているのが特徴です。

・レジェンドマッチ

株式会社ホッチキス様には今年度の新規企画のロゴも制作していただきました。
早慶レジェンドマッチのロゴでは、過去に例がないe-sportsでの早慶戦という近未来感と、これまでの早慶戦の歴史をつなぐデザインとなっています。

・クラシコパーク
早慶クラシコは、 選手同士が闘う「真剣な場」であるのに対して、 クラシコパークは、様々な学生が個性を発揮し、 老若男女が楽しめる「中立的な場」です。 サッカーを媒介として、交流が生まれ、そこで起きる化学反応が地域社会を良くしていく クラシコパークを象徴するロゴマークです。

クラシコパーク企画の目玉であるステージ企画のロゴもテーマに沿ったものとなっています。

また、クラシコパークの配布物も制作していただきました。

・クラシコパークパンフレット

・クラシコパークチラシ

クラシコパーク内で使用しているピクトグラムもクラシコならではの特別デザインとなりました。
このピクトグラムは、会場のサインとしても機能し、クラシコパークのトーンを統率する役目もあります。

~企画の狙い~
早慶戦に変革を起こすためには、早慶戦に対してのイメージから変えていく必要があります。世間に向けて早慶クラシコの持つ魅力、メッセージを伝えるには、デザインがその重要な役割を担っています。昨年の早慶クラシコより株式会社ホッチキス様にご協力いただき、ロゴのデザインに限らず、早慶クラシコの世界観についてもブランディングをいたしました。視覚的に早慶クラシコを伝えることができるようになり、早慶戦の施策を進める上で大きな推進力となりました。

~担当者のコメント(原田)~
昨年から早慶クラシコのクリエーティブディレクション、アートディレクションを担当して頂いている株式会社ホッチキス様(http://www.hotchkiss.co.jp/)と共に早慶クラシコの世界観を作るために多くのコミュニケーションを考えました。
数多くのデザインを手掛けるホッチキス様と共にプロジェクトを行えたことは大変貴重な経験でしたし、右も左もわからない状況の中、本当に多くのことを勉強させて頂きました。個人的に最も気に入っているのはクラシコパークの世界観です。企画に思い入れがあったことも勿論ありますが、ロゴと世界観をご提案頂いた時には思わず、感極まってしまいました。
株式会社ホッチキスの皆様には感謝をいくら述べても足りません。本当にありがとうございました。

早慶クラシコで展開中のプロジェクト紹介第2弾はチケッティング!

~企画について~
早慶クラシコの集客に置いて密接に関わってくるチケット販売もユニサカが担当しています。
早慶クラシコの席種は通常の一般席だけでなく、様々な席を企画、設定しました。

まずはバラエティーシート(詳細はこちら)
川崎フロンターレのホームゲームでも大人気のバラエティーシートを、早慶クラシコでも実現しました。ファミリー向けやカップル向け、ピッチサイドシートなど、一般席とは一味違った楽しみ方ができます。

加えて、今年から新たに指定席サービスを実施致しました。
1年に一度のサッカー早慶戦を、中央の良いお座席でご観戦されたいお客様のために、例年一般開放していなかったエリアを新たに開放しました。

さらに今年はチケットぴあでのオンライン販売を導入しました。今まで以上にチケットをお求めやすく、そして様々な楽しみ方をご提供できるようになりました。

~企画の狙い~
早慶クラシコにおける観客動員アップの面からも、チケッティング改革は不可欠でした。学生スポーツでは珍しい取り組みだからこそ「自分たちが大学サッカーを変える」というユニサカの理念をもっとも表していると言ってもよい改革です。もちろん様々な困難がありましたが、担当者をはじめとしたメンバー一同、この改革が学生スポーツの発展に欠かせないと信じ、観戦における学生スポーツの価値を上げるため尽力しました。

~担当者のコメント(山本)~
チケッティング
目標動員数2万人という壮大なプロジェクトのもと、チケット販売の変革に取り組みました。「お金を払って、いい席で観る。」このようなスポーツにおける当たり前の仕組みを早慶クラシコにも取り入れたく、座席価格の差別化に取り組みました。また、より多くの方々にご来場して頂きたいという思いから、チケットぴあでのオンライン販売も導入しました。
大学スポーツにおけるこのような仕組みの導入は初めてであったため、当初は多くの困難に直面しました。需要の予測やマーケティングとの連携などの販売面の難しさに加え、既存のシステムを変えることに対しての厳しいご意見も数多くいただきました。そんな中、ぴあ株式会社の皆様には数々の要望にご対応いただき、販売に関して大変ご協力いただきました。心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
現在いくつかの席種は完売となっており、指定席も多くの方にご購入いただいております。この取り組みにご理解いただき、チケットをご購入いただいた皆様には大変感謝しております。このような仕組みがより多くの方々にご満足いただけるよう、今後とも改善を重ねていきたいと思います。改めてご理解、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

早慶クラシコで展開中のプロジェクト紹介第1弾はクラシコパーク!
クラシコパークHPはこちら

~企画について~
サッカー早慶戦当日にサッカー以外にも当日1日を楽しめるイベントとして、スタジアム外のスペースで、飲食店・屋台出店・ステージパフォーマンス・学生団体によるブース出店などを様々な企画を開催致します。
今年度はジャンル問わず様々な学生や学生団体の人々がCLASICO PARKを作り上げています。


大幅にリニューアルした今年のクラシコパークでは、いろいろなテーマを持つエリアをご用意しました。多種多様なステージパフォーマンス団体が作り上げるPERFORMANCE PARK。今現在社会に蔓延る様々な問題に対し、知恵を合わせ問題解決に向け活動を行なっている団体がアピールできる機会であるCULTURE PARK。早慶に留まらず様々な学生が創り上げるアート作品が自由に鑑賞できるART PARK。早慶両校の部員が料理を自らの手で作り上げるFOOD PARK。ストリートパフォーマンスとスポーツイベントという近いようであまり交わることのない2つが早慶戦の舞台でコラボするSTREET PARK。早慶両サッカー部員が中心となって子供達のサッカーの指導を行うFOOTBALL PARK。こうした様々な企画がクラシコパークで行われます。
一日中サッカー早慶戦を感じたい方、試合前の時間を楽しんで有効的に使いたい方、早慶のアート、カルチャーに触れたい方、必ず有意義な時間を過ごせると考えております!是非お越しください!

~企画の狙い~
この企画のターゲットは地域住民の方々、そして文化系団体、サークルなどで活動する学生です。早慶クラシコにおけるピッチ内のコンセプトは、選手同士が闘う「真剣な場」であるのに対して、このクラシコパークは、様々な学生が個性を発揮し、老若男女が楽しめる「中立的な場」です。サッカーを媒介として、交流が生まれ、そこで起きる化学反応が地域社会を良くしていくことを目指しています。大学というコミュニティには体育会以外にも、スポーツ、アート、社会問題など多種多様な活動を体育会生と同じ、もしくはそれ以上の熱量を持って取り組んでいる学生や学生団体が幾万といます。多くの方々が来場する早慶クラシコは現在の早慶を形作るカルチャーを外部に発信する絶好の機会と考えております。そして同じコミュニティに属している我々であるからこそ、様々な団体との共同が可能であり、それこそがプロスポーツと学生スポーツの違いなのです。クラシコパークはそんな学生スポーツの持つ特性を存分に生かした、ステージ企画やイベントブース、アート広場など様々なコンテンツが豊富に揃った場所となっています。

~担当者のコメント(富澤)~
クラシコパークは昨年度から大きな変貌を遂げ、他に類を見ない豊富なコンテンツを揃えたイベントに生まれ変わりました。
「地域の方々も楽しめる現代学生の最先端カルチャー・アートに触れられる場を創造する」というコンセプトを基に活動を行ってまいりました。
今年度はアーティスト、ストリートパフォーマー、社会活動団体などジャンルを問わず様々な学生、社会人の方々がこのクラシコパークを作り上げています。活動を行っていく中で、普段の体育会活動だけでは知り得ない世界や文化への出会いがあり、他のコミュニティに触れ合う機会が少ない現状は、現在体育会団体が課題としている集客力における重要な問題なのではないかと感じ始めました。
そして普段相まみえない体育会生と一般の学生が一つのコンセプトを基に作り上げるクラシコパークは、1つの「大学」というコミュニティの横のつながりをより一層強固なものにし、現在の体育界が抱える課題を解決へと導く必要不可欠な場所だと今では確信しております。
今までに例のない新たな取り組みにもかかわらず、我々の掲げた理念に共鳴し、共同していただいた皆様には大変感謝しております。皆様の協力があったからこそ、今現在の大学コミュニティーというものに大きな変革を起こす第一歩を踏み出せたと考えております。今年だけで完結せず、継続的に互いに協力し合える体制を作り上げていきたいと思います。
そして何よりこのクラシコパークの世界観を汲み取り、我々の想像を遥かに超えるデザインを作り上げていただいたホッチキス様にも厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

一般社団法人ユニサカ代表理事の原田圭です。

日大アメフト部の一連の問題に対して非常に憤りを感じ、深い悲しみを感じています。この問題はセンセーショナルなニュースとして、様々な分野、立場から多くの方がコメントしていますが、現役の体育会部員、学生の意見が余りも少ないと感じ、この度久しぶりに投稿させて頂きます。

宮川選手の会見、一昨日の内田元監督による会見を拝見させて頂きました。
宮川選手が会見で仰っていた、やる気がない、闘志が足りないから練習を外される、日本代表に行くな、というようなペナルティを課される、などは誤解を恐れずに言えば、日本中の多くの部活に当てはまる事なのではないかと思います。

日本の部活は4年または3年間で監督が交代するケースは少なく、卒業するまで同じ監督、コーチのもと学生生活を送る事が殆どです。そして監督、コーチも大抵は課外活動のボランティアとして指導しているので、監督、コーチが指導してくれているのは普通じゃない。感謝しなくてはならない。という考え方が部員には浸透しています。本質的に言えば、学校が部活動を正式なプログラムとして認め、きちんと対価を支払わなくてはいけないので、部活動そのものの構造が変わって行く必要があるのですが、日本ではどうしてもそのような議論は起こらず、問題が小さくまとまってしまっています。

そして、このような動きが放置され続け、何年も監督の座に居座り続けると、次第に部活動が誰のものかという認識が曖昧になり、部のガバナンスは消え去り、気付けば監督に権力が集中し、部活の帳簿まで握ってしまう、というケースがあります。このように日本の部活の多くは監督が非常に強い権力を持ち、監督の価値観が強く部に反映され、それが脈絡と受け継がれて行きます。これは良いケースももちろんありますが、監督の考え方(すなわち部の方針)にそぐわない選手は異端扱いされ、そのまま卒業まで棒に振ってしまうケースもあります。このように圧倒的に監督に権力が集中したコミュニティでは、根拠に乏しい、監督による”やる気がない”、”気合いが足りない”といったロジックが平気で通用してしまうのです。これが日本の部活の現状です。

つまり、今回起きた事件は決して日大アメフト部だけではなく、日本の他の部活でも起きる可能性があった、または、過去に起きていても表面化していなかった問題だということです。SNSが普及した現在だからこそ、危険なタックルの映像が拡散され、認知されたのではないかと思います。ですが、だからと言ってこの一件が許される、重みがなくなるかと言えば全くそうではありません。何故あのような異常な反則行為をするまでに選手が追い詰められてしまったのか。コーチの指示を断る事が出来なかったのか。

体育会でスポーツをする多くの部員にとって、スポーツとは戦いです。それは日本の体育会に限らず、全世界的に見ても選手にとってスポーツとは戦いであり、お互いがギリギリのところまで魂をぶつけ合い、徹底的に勝利にこだわります。相手に怯んでしまえば、勝利を掴む事はできませんので、選手たちは試合前になれば自分を奮い立たせ、監督やコーチが発破をかけることが普通です。特にラグビーやアメリカンフットボールのようなコンタクトスポーツは異常なテンションで試合に臨んでいるのではないかと思います。しかし、勝利によって自分達が得られる価値、自分達が社会に与えられる価値とは何かを追求できているチームはどれだけあるでしょうか。

日本の部活 (体育会)の多くはスポーツが一人称、または相手を含めた二人称で終わっています。これはユニサカが観客動員を増やしていこうと努める理由の一つでもありますが、普段から応援されていない事に慣れきってしまえば、必然的にスポーツの価値は個人、チームに留まるようになり、社会との繋がりを無視した勝利至上主義に走ってしまいます。大学スポーツのステークホルダーは数多くいると有識者の大人達は議論しますが、そのことを理解している部活はどれくらいあるのでしょうか。普段の試合では学内の生徒はほとんど応援に来ず、地域住民の方も来ません。来ても保護者や数名のOBだけ。そのような状況が続き、更には練習場や合宿所で学生生活のほとんどを過ごしていれば次第に部活動以外のコミュニティとは関わりがなくなり、更なる悪循環に陥ります。

体育会生は信じられないほど閉鎖的なコミュニティで学生生活を送っています。そのコミュニティには特殊な序列があり、世の中では信じられない常識、ルールが存在しています。そして、そのコミュニティの異常さにはほとんどの部員は気が付きません。外のコミュニティとの繋がりがほとんど無く、部活に存在する特殊なルールが、守り抜かれてきた伝統として刷り込まれて行くからです。部活の監督、コーチ、スタッフも部のOBで構成されるケースが多く、外部から違う価値観を持った人が入って来ることは殆ど存在しないので、誰もその異常さに気付かず、伝統として受け継がれていきます。

自分たちが活動する意義、つまり試合で勝利する意義とは何か、きちんと部員に説明できている指導者がどれだけいるか。先輩達が繋いできた伝統(舞台)を後輩に残すために勝て、といった事はどの部活でも勝利の意義として言われることです。しかし、本当にそうでしょうか?OBを喜ばせるために私たちは部活をやっているのでしょうか。このようにスポーツの価値を一つのコミュニティに留めてしまえば、勝利よりも大事なものが見えなくなってしまいます。

日大アメフト部の宮川選手のタックルに関して言えば、宮川選手は井上元コーチから”潰せ”という指示があったと話されています。ここでも誤解を恐れず言えば、スポーツにおいて”潰せ”という指示は普通にあることです。僕だって練習中に味方にそのような指示はします。しかし、それは怪我をさせろと、いう意味ではありません。”潰せ”と”怪我をさせろ”に明確な線引きがあることはスポーツをやったことがある人なら絶対にわかるはずです。”潰せ”というフレーズに過剰に反応している方々には賛同しかねます。そこにはスポーツをやっている人間にとって明確な線引きがあるのです。ですが、日大アメフト部の問題について言えば、試合前日までメンバー外だった選手に対して”相手のクオーターバックを潰せば試合に出さしてやる”と声を掛ければそれはつまり、”相手のクオーターバックを怪我させろ”という意味であると捉えるのは自然な事だと思います。これがコミュニケーションミスというのは余りにも無理がありますし、コミュニケーションの問題に置き換える事は非常に無責任であると感じます。内田元監督、井上元コーチは一連の問題の責任を取らずに逃げ続け、選手を守りませんでした。とても悲しいことです。

先に述べたように選手の奮起を促すために選手を追い込む事はその方法の良し悪しはさておき、日本の部活動ではよくある事です。日大アメフト部のOBの方々の中にはそのような指導があったお陰で力を出せた、成長できた、と考えていらっしゃる方もいるのではないかと思います。しかし、内田元監督の対応を見れば、そのような指導は選手のためでは無かったのだと、全てはチーム、監督としての功績のためだったのだと思ってしまいます。そして、その4年間の学生生活はもう返ってきません。余りにも残酷過ぎます。また、現在同じように選手を追い込んでいる指導者は果たして自分のために考えてくれているのか、チームの勝利のための駒の一つとして機能するために自分を追い込んでいるのか、内田元監督の対応を見て、自分の指導者に重ね合わせた学生もいるのではないかと思います。果たして、問題が起きた時に指導者はあなたを守ってくれるでしょうか。そして、もし、助けが必要なときにあなたは、誰を頼ればいいのか、誰に訴えればいいのかわかりますか。選手の立場が非常に弱い日本の部活動において、これらの疑問が放置され続けて来たことは、非常に残念でありますし、日本版NCAAの議論においてもきちんと話し合われるべきでした。学生として会議に参加していた1人として大きな責任を感じます。

日大アメフト部における一連の問題で許されるべき事は一つもありませんが、日本の部活動にはあのような事件を生む土壌が存在するのが事実です。

あなたが所属する部活動は外部のコミュニティとの接触を制限していませんか?

伝統的な価値観を受け入れることを強制されていませんか?そして、それを拒めば何が起こりますか?

伝統を当然の事だと思って受け入れていませんか?そこに思考は伴っていますか?

なぜ、試合で戦うのか、勝利の先に何の価値があるのか、共有されていますか?

過去ではなく、未来を見据えたアクションを起こせていますか?

変化しなくてはならない時が来ています。それには思考すること、判断することが伴います。
思考しましょう。そして仲間と議論しましょう。そして議論を外のコミュニティに広げましょう。
一生に一度の学生生活をより良いものにするために。

2018.5/25 一般社団法人ユニサカ 代表理事 原田圭

UNISPO NIGHTの開催は、いよいよあさってとなりました。当日は私もパネルディスカッションに登壇させていただくことになりました。しかし限られた時間の中、伝えたいことを全てはお話できないと思いますので、この場でも少々書かせていただきます。

今回のUNISPO NIGHTでは「学生のアクションがスポーツ界を変える」というテーマを設定いたしました。今回我々がUNISPO NIGHTを開催するワケ。それは、学生からでも変革のスイッチを押すことができる、ということをもっと広く、学生のみなさんに気づいてもらいたいからです。スポーツ界に限らず、今の世の中は若い世代のアクションによってどんどん変えることができる時代になりました。スポーツ界においてもそれは同じです。

その一例として、我々ユニサカは早慶戦プロジェクトに始まり、日本版NCAA創設の議論などにも参加いたしました。ユニサカはまだまだ歴史の浅い団体ですが、このように大学スポーツ界を動かす一歩を踏み出すことができました。その原動力はメンバー1人1人がアクションの意識を持っていることだと思います。ユニサカではよく「We can change」というフレーズを用います。我々は変えることができる。この言葉は、1人1人が「I can change」の感覚を共有できているからこそ成り立つ「We」なのです。

一方で、ユニサカの魅力は多様性という面も持ち合わせています。プレイヤーとして早慶戦改革に乗り出した初代代表渡辺夏彦。今の日本の大学スポーツ界の仕組みに疑問を感じ、日本版NCAA創設協議会に参加している原田圭。僕は体育会には属していないものの、観る側として大学スポーツを変えることはできるのではないかと思い、ユニサカに飛び込みました。みんなそれぞれ問題意識を持っていますが、1人1人の努力だけでは変革に辿りつくことはできません。ユニサカという「We」だからこそ変革の可能性が広がったのです。

ちょっとユニサカの話に逸れてしまいましたが、UNISPO NIGHTのことに戻りましょう。冒頭にも述べましたが、UNISPO NIGHTを通じて我々が伝えたいのは、学生でも変えられるということに気づいて欲しいということ。そのためにはまず、みなさんそれぞれが、自分の持つ問題意識、自分が変えたいものは何なのかを見つけて欲しいのです。人それぞれ歩んできた道のりは違います。ゆえに持つ問題意識も人それぞれです。

UNISPO NIGHTでは我々のパネルディスカッションとともに、グループディスカッションを軸としています。グループディスカッションでは参加者同士が意見を述べ合います。問題意識を見つけるためには、自分の意見を持つ必要があります。議論で自分の意見を述べることを通じて、自分の持つ問題意識を見つけることができるのです。

スポーツが好きなみなさんなら、何かしらスポーツに対する熱い想いがあると思います。そんなみなさんなら、変えられるものが必ずあります。それに気づくことができたら、「I can change」から「We can change」へ。UNISPO NIGHTやユニサカを通じて一緒に変革を起こしていきましょう。

それでは当日、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

(文章 慶應義塾大学3年 市川嵩典)

【友人招待で参加費無料!】
UNISPO NIGHT参加申込はこちらから!
https://techplay.jp/event/640124

ユニサカが新たに展開する学生限定イベント『UNISPO NIGHT』の初回が12月14日、TECH PLAY SHIBUYAにて開催されます!
スポーツが好きな学生のご参加をぜひお待ちしております!

申し込みはこちら!↓
https://techplay.jp/event/640124

今夏にユニサカが行った早慶クラシコプロジェクトについての報告レポートを公開いたしました。
グッズ製作やクラウドファンディングなど反響のあったもの、プロジェクト通じて見えた課題などについてレポートにまとめました。
この成果と課題を基に、来年の早慶クラシコをさらに盛り上げることができるよう、今後もユニサカはより一層チャレンジいたします。

《レポート全文はこちらの画像をクリックしてご覧ください↓↓↓》

学生というのは当然ながら若い世代である。
どれくらい若いのかというと、今の大学4年生は1995年生まれ、大学3年生は1996年生まれ。すなわち我々は1993年のJリーグ誕生を知らない。鈴木大地スポーツ庁長官が金メダルを獲得したソウル五輪は、さらに前の1988年である。

我々が産まれてからの約20年間は、しばしば『失われた20年』と言われている。日本スポーツ界においてもこの20年は、経済規模でアメリカに大きく引き離された20年となった。
現在の興行収入は日本プロ野球の1400億に対し、米国MLBは1兆。実に7倍もの格差がある。ところが20年前は日米でほとんど変わらなかったというのだから、当時を知らない我々にとっては、もはや信じ難いレベルの話だ。
20年も経てばこの格差は常識となってしまった。

「稼ぐならアメリカ、だからアメリカに行きたい。」
カネと夢のデカさは同じだ。子供たちが、日本でプロ野球選手になるよりアメリカでメジャーリーガーになりたいと思うようになるのは当然のことである。昔に比べて日米間のプレーレベルの差は格段に小さくなったというのにも関わらず、だ。

カネと夢を同列に扱うなという人もいるだろう。
しかし、子供の夢は産まれた時代の常識に左右される。そしてその常識にはどうしてもカネが関わる。
つまりこれは単なる大人の欲望の問題ではなく、子供の夢の選択肢という最も純粋な話なのだ。だからこのカネの話から目をそらすことはできない。

私はアメリカのスポーツビジネスモデルが必ずしも正しいとは思っていないし、日本はアメリカのマネをすればいいとも思っていない。
ただこれだけは言える。”アメリカンドリーム”は今やアメリカ人だけのものではない。スポーツ界に限らず、アメリカで成功を収めたい人は世界中にいる。その中には多くの日本人もいるはずだ。
私が悔しいのは、アメリカで叶えられることが今の日本ではできないということ。本来アメリカでできることが日本でできないはずがない。それなのに今の日本では夢を見ることすら容易ではない。

繰り返しになるが、我々の世代の多くの日本人プレイヤーにとって、最終目標は海外でプロになることである。彼らの中には「日本で稼ぐ」という夢の選択肢を失った人が少なからずいる。
だからこそ、この夢を取り戻すため、我々がやらなければならないことは多々ある。
と同時に上の世代からは、日本に夢があった頃の話を教えていただかねばならない。
知らないものは学ぶしかないのだ。

(文章 慶應義塾大学3年 市川嵩典)

ユニマガ初登場、東大ア式蹴球部学生GMの俣野です。
と言ってもつい先日引退してしまいましたが。

時折、四年間の経験に基づいた思考を記述させていただければと思います。
運動会やスポーツに携わる皆様の思考のきっかけになれば幸いです。
また、コメント等でオープンな議論もしたいです。

そんなわけで、本稿のテーマは体育会人材の価値。
きっと体育会に所属する皆さんも常に考えることと思います。
比較的コントラストが強くてわかりやすい東大運動会(※東大では体育会のことを運動会と言います。)の例からご紹介しますね。

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「東京大学の運動会って何を評価していいかわからないんだよね」

この発言によって自分の運動会生活は大きく変わりました。
この話題は東大だけでなく、私学にも、スポーツ強豪校にも、地方大学にも共通します。
「体育会人材(自分)の価値」って何だろう。

一年生の時、主務の先輩について人材サービス企業の方と話をした際、上のようなことを言われました。とても驚いたので、はっきりと覚えています。
運動会とその評価に対する疑いの目を持ち始めたのはこの時からでした。

東大に入学してスポーツをやれば、人材としてある種「最強」である。
自分の保証書として、「勉強が出来るで賞」と「まっすぐ打ち込めるで賞」を手に入れれば前途洋々。
単純な入部動機でしたが、高校まで10年以上続けたサッカーを継続するには十分な理由でした。

はたして前述の言葉は、そんな私の極甘な考えを粉々に砕きました。

曰く
「勉強ができるで賞」は、
体育会に所属している=時間的な拘束があって勉強しない
という理由ではく奪。

「まっすぐ打ち込めるで賞」
には一言
「でも弱いじゃん」。

強弱の何が関係するというのでしょうか。
百歩譲って強豪チームには人数の多さや指導者の存在を理由とした明確な規律が存在し、
「ルールを守ったで賞」はあるにしても、弱いからそんなに打ち込めていないという理論は全くの嘘です(そもそも「まっすぐ打ち込む」とは何でしょうか)。
しかし、強いコネでもなければ、競技力の弱い大学の運動会が評価されにくいのも事実です。
二分の一も時間を費やさない様々な資格が明確に評価されるのにも関わらず。

私は理解しました。
「運動会に所属した」だけで生まれる価値など何もないと。
それどころか、
「部活しかやっていない人」
という認識すら持たれてしまいます。

東京都大学サッカー連盟という学連にも所属していましたが、
幹事をしている学生の理由の多くは
「就活で語れる活動が欲しいから」
プレーをする時間を削って幹事をしなければ、部活単体では評価されないのです。
(少なくとも彼らはそう思っています。)

確かに、肩書で何かをクリアできる時代は終わったように感じます。
終身雇用をメインとする大企業の安定に「?」が付き、一度の就活、ESやコネが人生を決める時代が終わろうとしています。
加えてAIの発達で、(誤解を恐れずに言えば)「まじめだけが取り柄な人」はもういりません。

今後のキャリアで役に立つのはきっと肩書ではなく実力です。
資格だって、ただの肩書ではありません。
何かを極めた実力を認められてつけられた証拠として評価されているのです。

では運動会卒は何を身につけた証拠なのか。
運動会で備わる実力とは何でしょうか。

僕はその答えを探して、二年の時、学生GMになりました。
100人弱いる部員を統括し、部活動に自分の意思を反映し、
様々な「社会人」とやり取りすることが、選手一本でやるよりも、間違いなく実力になると思ったからです。(ただ、根底にあるのは「何とか役に立ちたい」という思いだったと今になって感じます。)
そのうち運営で手いっぱいになってきた私は、選手をやめ、運営代表としてチームに所属しました。

ただ、運営の立場に立ってしばらくすると、
選手一本でサッカーを追及する、つまり「まっすぐ打ち込む」ことは十分価値があると考えるようになりました。
下級生の時にはがむしゃらにサッカーをやっていた仲間は、
三年、四年と活動をする中で、自分のプレースタイルや役割を見つけ、
チーム全体を俯瞰したうえで、それぞれの「スペシャリスト」
としてアイデンティティを確立していきました。

同じ組織に所属するうえで、
4という数字は絶妙です。

訳も分からない1年生
自分のことを見つめられるようになる2年生
チーム全体が見えだす3年生
そのうえで自分に落とし込む4年生

このプロセスこそ、体育会の価値なのかもしれません。
組織に属し、俯瞰して見て、主体性をもって実行する。

「まっすぐ打ち込む」は誤解されていると思います。(採用側にも、本人にも。)
ただまじめなだけではありません。
深い自己理解の形成と俯瞰力の獲得、それに下支えされた実行力が、一つのパッケージになっているのです。

どんな組織に所属しても必要とされるこの資質が、
体育会学生には身についているのではないでしょうか。

また、身につけなければいけないのではないでしょうか。

このプロセスに部の強弱は関係ありません。
ただ、部活内での自分の体験に沿ってこのストーリーを語れることは、
就活というシステムが存続していくなら、きっと必要な力でしょう。

体育会学生の価値
私が出した答えの一つは、
「経験に裏打ちされた、組織人としての実力パッケージ」

ちょっと抽象度が高くて申し訳ないです。

皆さんも是非、
体育会や、そこに所属する自分の価値って何なのかなって、
時々、考えてみてください。

できればぐっと具体的に。

(文章 東京大学4年 俣野泰佑)